防府競輪の特徴や傾向・予想のポイント

競輪場
防府競輪 競輪場

山口県防府市に位置する防府(ほうふ)競輪場。西日本では数少ない33バンクの競輪場です。

距離が短いからと先行選手を軸で買い、悔しい思いをしている方は多いのではないでしょうか。33バンクは一般的に逃げ有利と言われていますが、防府競輪場はそれでは勝てません。バンクに特徴があり、海風の影響もあるため、セオリー通りにはいかないのです。また、データを検証するとレースグレードにより特徴があり、2着選手にもある種の傾向が存在します。

このページでは防府競輪場の特徴や勝つためのコツをご紹介します。

防府競輪の特徴まとめ

西日本では数少ない33バンクの競輪場です。
昨今、走路の改修工事が行われ、以前にも増して高速戦が楽しめる高速バンクとなっています。

1949年に開設された歴史ある競輪場で、ふるさとダービーや共同通信社杯競輪が開催されたこともあります。
毎年、周年記念競走のG3/周防国府杯争奪戦では多くの人で賑わいます。
モーニングレースやガールズケイリンも開催されていて、幅広いレースが楽しめる競輪場です。

兜姿のホープ君を筆頭に、9人のアニメキャラクターがメインキャラとなっています。
本場では元競輪選手による予想会などのイベントも催され、公式サイトでは「K」というナゾの人物による予想も公開されています。

防府競輪場の主な特徴をまとめると次の3点が挙げられます。

  • 33バンクの中では直線が長くカントが急
  • 逃げVS捲りの醍醐味を味わえるバンク
  • 西風の強い日には地脚タイプの選手が有利
  • それでは防府競輪場の詳細を確認していきましょう。

    バンクの特徴

    バンク基礎データは以下のようになっています。

    見なし直線距離 センター部路面傾斜 直線部路面傾斜 ホーム幅員 バック幅員 センター幅員
    42.5m 34°41′9″ 4°34′26″ 10.2m 9.1m 7.4m

    出典:KEIRIN.JP

    周長は333m。
    国内で最も西に位置する33バンクです。

    2018年に走路改修が実施され、凹凸のない綺麗なバンクに生まれ変わりました。
    公式ホームページでは「軽くてクセのないバンクで走路改修により、捲りが打ちやすくなった」と紹介されています。

    出典:施設紹介/アクセス | 防府競輪公式サイト

    他場の33バンクとの比較

    全国に7つある33バンク。
    各場の見なし直線距離・センター部路面傾斜・直線部路面傾斜を一覧にまとめました。

    競輪場名 見なし直線距離 センター部路面傾斜 直線部路面傾斜
    前橋 46.7m 36° 00′ 00″ 4°0′0″
    松戸 38.2m 29°44′42″ 3°1′2″
    小田原 36.1m 35°34′12″ 3°26′1″
    伊藤 46.6m 34°41′9″ 3°26′1″
    富山 43.0m 33°41′24″ 3°26′1″
    奈良 38.0m 33°25′47″ 4°51′48″
    防府 42.5m 34°41′9″ 4°34′26″

    参照:KEIRIN.JP

    比較してみると、防府競輪場の見なし直線距離は4番目に長いのが分かります。
    センター部カントは伊藤と並んで3番目に急なバンクです。

    一般論として、33バンクは見なし直線距離が短いため、逃げが有利と言われます。
    ですが、防府競輪場は見なし直線距離が若干長く設計されています。
    さらに、カント傾斜も急なため、4カドからの山おろしも効きそうです。

    逃げに偏ることなく、捲りも見所となり、高速での激戦が楽しめる競輪場と言えるでしょう。

    決まり手

    2000年4月から現在までのデータによると、決まり手の割合は下記のようになっています。
    ■1着

    逃げ 25% 捲り 35% 差し 40%

    ■2着

    逃げ 19% 捲り 17% 差し 19% マーク 45%

    出典:KEIRIN.JP

    400mバンクと比較して、やはり「逃げ」が強くなっています。
    そうは言っても、数値的には「捲り」の方が強く、逃げVS捲りの醍醐味を味わえるバンクと言えるでしょう。

    また、400mバンクと比べて1着の「差し」の割合がグっと低くなります。
    2着はマークの数値が高いですから、素直に「逃げ-マーク」の車券を買うのもひとつの手です。

    レースグレードによる決まり手比較

    1着決まり手をレースグレード別で確認すると以下のようになっています。

    レースグレード 逃げ 捲り 差し
    G2 19% 31% 50%
    G3 18% 43% 39%
    F1 23% 36% 41%
    F2 27% 33% 40%

    出典:KEIRIN.JP

    グレードが上がると「逃げ」が決まりにくくなっているのが分かります。
    G3では捲りが増え、差しを超えています。
    捲り切り、そのまま番手に差されることなくゴールすることが多いということでしょう。
    G2では逃げも捲りも減り、差しが5割と高い数値になっています。

    周年記念の周防国府杯争奪戦はG3ですから、「捲り」を優先して予想した方が良いかもしれません。
    普段のF1/2レースの際には、逃げと捲りの両方を考慮した方が良さそうです。

    ※防府競輪場ではG1以上のレース開催実績はありません。

    脚質

    続いて、脚質グラフを確認してみましょう。

    着順
    1着 42% 36% 22%
    2着 27% 54% 19%
    3着 18% 65% 17%

    出典:KEIRIN.JP

    1着は逃脚が優勢。
    2着以降、追脚が増えていきます。

    グレード別に確認してみても、この傾向に変化はありません。
    ただ、グレードが上がると、2/3着も逃脚の割合が高くなっています。
    距離の短い33バンクですから、捲りを打つにしても脚質的には逃脚選手が有利と考えられます。

    1着は逃脚の選手、2着以降は追脚の選手に着目するのを基本として、グレードが高いレースでは2着以降も逃脚選手に注意した方が良いでしょう。

    防府競輪場のレース成績から傾向を読み解く

    直近の2020年1月27日~29日に開催された「F1・スポーツ報知杯争奪戦」節における1/2着の決まり手回数を表にまとめてみました。

    日付 1着逃げ 1着捲り 1着差し 2着逃げ 2着捲り 2着差し 2着マーク
    1/27 5 2 4 1 0 6 4
    1/28 2 4 5 0 3 7 1
    1/29 1 7 3 1 4 2 4

    参照:KEIRIN.JP

    逃げと捲りを比べた場合、初日は逃げ決着が多く、2日目以降は捲り決着が多くなりました。
    天気は初日は雨、2日目以降は曇り。

    雨だと逃げが決まりやすい傾向があるのかと思い、数節遡って確認してみましたが、特に因果関係は見出せませんでした。
    ちなみに、この前節(1/22~1/24)の1着決まり手合計回数は、逃げ9本、捲り9本、差し18本となっています。

    特徴的だったのは1/2着=逃げ/マークの多さです。
    上記表の計8回の逃げ決着の内、4回は2着にマークが来ています。
    1/22~1/24の「第23回山頭火賞争奪戦」では、9本の逃げ決着の内、2着マークは実に7本。
    33バンクのためか、逃げ決着の場合はあまり混戦とはならず、2着にマーク選手が来る確率が高いようです。

    また、3番手選手の連帯率は1着1.43%、2連対率10.17%、3連対率33.25%と、33バンクの中では最も低くなっています。
    3人ラインの場合、3人一緒に連に絡むケースは多くないと言えます。

    参照:遠山競輪研究所019 | 競輪・オートレースのギャンブル予想ならGamboo(ギャンブー)

    西風に注意

    防府競輪場公式サイトの施設紹介には「軽くてクセのないバンクで走路改修により、捲りが打ちやすくなったが、西風の時はすべて向かい風となる」との記述が載っています。

    防府競輪場は南側がホームストレッチに当たり、東西に伸びる競輪場です。
    南には海があり、西・北・東の3方は山に囲まれています。
    以前は風の影響は少なかったそうですが、選手宿舎の新設等により、風の影響が出るようになったそうです。

    レース時の平均風速は1.08m
    33バンクですから、普通に考えればスプリンタータイプの選手の方が有利と考えられますが、西風の時にはスタミナのある地脚タイプの選手に着目する必要があります。

    防府競輪場の天気は日本気象協会のtenki.jpさんで確認できます。
    予想の前に確認しておくのが良いでしょう。

    参照:防府競輪場の3時間天気 週末の天気【競馬・競艇・競輪場の天気】 – 日本気象協会 tenki.jp

    出典:遠山競輪研究所014 | 競輪・オートレースのギャンブル予想ならGamboo(ギャンブー)

    防府競輪場で勝つためのコツ

    以上の分析・検証から、次の3点に着目するのが防府競輪場で勝つためのコツとなります。

    • 逃げよりも捲り優勢だが、F2レースでは逃げの勝率が高いため、逃げ捲り両面を考慮する
    • 逃げ決着の際には2着はマークが多いため、マーク選手の実力や調子を見極める
    • 西風の強い日には持久力のある地脚タイプの選手に着目する

    高速戦を楽しめる33バンクです。
    なおかつ、逃げVS捲りという競輪の醍醐味も楽しめます。
    風の影響もあるため、予想するのが面白いバンクです。
    上記3点を考慮して、ぜひ楽しんで予想してみてください。

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