京王閣競輪は東京都調布市にあり、東京オーヴァル京王閣の通称で親しまれています。交通の利便性の高さからたくさんの競輪ファンでにぎわう競輪場です。売上も多く、高配当が狙えます。
京王閣競輪を予想する上で、筋違い車券が出やすいことと3番手選手がよく連がらみするということを考慮しないと車券で勝てませんよ。ラインを重視して固い配当を狙いにいって外している人は多いはず。そんなあなたも京王閣競輪の傾向を知れば、車券でお小遣い稼ぎができてしまいます。月にほんの少しの不労所得が得られるだけでも生活は楽しくなっていきます。それでは、詳細なデータをもとに分析をしていきますので、最後まで読み進めていってくださいね。
京王閣競輪場の特徴まとめ
京王閣競輪場は、京王多摩川駅の目の前にあり都心からのアクセスの良さで観客が多い競輪場です。2014年からは、バックスタンド3階に「offt京王閣」という地方競馬の会員制場外勝馬投票券発売所が開設されています。競輪場内で馬券が買えるという初の試みで注目を集めました。
そんな京王閣競輪場のバンクデータはいたって平均的で際立った特徴はありませんが、ライン3番手選手の連がらみが多いというデータがあり、高配当を期待することができます。京王閣競輪場の特徴をおおまかに3つにまとめました。
- カントが緩く、外に膨れやすい
- 脚質はダッシュ型、縦脚のある追い込み型
- 決まり手は捲りが目立っている
上記の3つの特徴を1つずつ解説していきます。
カントが緩く、外に膨れやすい
京王閣競輪場のバンクデータは以下の通りです。
見なし直線距離 | 51.5m |
センター部路面傾斜 | 32°10’34” |
直線部路面傾斜 | 2°51’34” |
ホーム幅員 | 10.3m |
バック幅員 | 9.0m |
センター幅員 | 7.5m |
出典:keirin.jp
京王閣競輪場は競輪で標準となっている400mバンクです。4コーナー出口から決勝線までの見なし直線は51.5mで標準的な長さです。
バンク特徴で直線の長さと同じくらい大事なのがカントのキツさです。京王閣競輪のバンクはカントも若干緩めです。カントは傾斜のことで傾斜がきつければきついほど傾斜を駆け降りることができるためスピードに乗ったレース展開となります。
詳しい理由はわかりませんが、京王閣のバンクは外側に膨れやすいという特徴があるといわれており、競りもインが有利だと言われています。
脚質はダッシュ型、縦脚のある追い込み型
バンク特徴でも言及したように京王閣競輪のバンクは外側に膨れやすいという特徴があります。捲った選手が先行選手にあわされ並走になると外を回る選手が不利になりやすいです。そのため早めに捲り切れるスピードのあるダッシュ型の捲り選手を積極的に狙いたいです。
捲った選手が外に膨れると、直線で追い込み選手が突っ込めるコースが開くことになります。縦脚のある追い込み選手は買い目にいれましょう。
決まり手は捲りが目立っている
京王閣競輪場の決まり手のデータをみていきましょう。
1着の決まり手
逃げ 20% | 捲り 35% | 差し 45% |
2着の決まり手
逃げ 15% | 捲り 18% | 差し 30% | マーク 37% |
出典:keirin.jp
決まり手は捲りの活躍が目立ちます。それに準じてマークも決まり手も目立っています。
さらに細かく級班別の1着の決まり手を見ていきましょう。
S級戦での1着決まり手
逃げ 11.6% | 捲り 39.0% | 差し 49.4% |
出典:Gamboo
S級戦では、逃げの1着の決まり手が極端に減少します。その分、捲りの活躍が目立ちます。
A級1・2班戦での1着決まり手
逃げ 17.0% | 捲り 29.1% | 差し 53.9% |
出典:Gamboo
A級1・2班戦では、逃げの決まり手が増え、捲りが減ります。
S級戦では、使える脚が長いので選手同士の動きが活発になり一般的に逃げの決まり手が少なくなり捲りが多くなる傾向があります。京王閣競輪においても、S級戦とA級戦で逃げと捲りの決まり手に差が出ているということを頭に入れておいた方がよいでしょう。つまり、京王閣競輪のバンクは脚力によって決まり手に差がでていると言ってよいでしょう。
京王閣競輪場のレース成績から傾向を読み解く
これまで、京王閣競輪場の特徴をみてきました。次にその特徴を踏まえ実際のレース成績から傾向を探っていきましょう。
- 3番手選手の突き抜けに注意
- 筋違いで高配当を狙う
- 風向きによって傾向が変わる
この3点に注意して、傾向を読み解いていきましょう。
3番手選手の突き抜けに注意
京王閣競輪場では、ライン3番手選手の1着率が5.13%あります。この数字は400mバンク31場のなかで2番目に良い数字です。三連対率も42.4%と高い数字を持っています。(出典:Gamboo)
直線が51.5mとそこまで長くない京王閣競輪で3番手選手がよく絡む理由は、外に膨れるバンク特徴にあります。外に膨れると直線で車群がばらけやすくなります。そうすると差し場が開くことになり追い込み選手が踏みやすくなります。
直線距離だけ見ると3番手に有利にはみえないので、このデータを知らないファンが多いです。だからこそ高配当を狙えるチャンスですよ。
筋違いで高配当を狙う
外に膨れやすいバンク特性から直線で車群がばらけやすいのが特徴でしたね。差し場が多いということは直線で脚力勝負になるため筋違い車券がでやすいといえます。
実際に、京王閣競輪の筋違い車券の出現率は54.54%で400mバンク31場のなかで4番目に良い数字となっています。(出典:Gamboo)
筋違い車券が出やすいトップ5場のうち京王閣以外は直線距離が50m後半以上ありますが、京王閣競輪は直線距離が51.5mと短くなっています。そのため、筋違いが多く出現するというデータを知らないファンも多いでしょう。
風向きによって傾向が変わる
ホームスタンドに5階建てのスタンドがあり、その影響で1コーナーが向かい風となりやすいです。先頭を走る選手にとって1コーナーの向かい風は厄介で、脚を消耗してしまいます。
またバックスタンド裏手は多摩川の河川敷です。風の強い日は川から強い風が入り込みます。そうなると傾向ががらっと変わることもありますので、当日の風の強さと向き、天候に注意してみていきましょう。
京王閣競輪場で勝つためのコツ
いかがだったでしょうか。京王閣競輪はバンクデータと結果が偏って出る競輪場だということが分かっていただけたと思います。最後に今まで考察したことをまとめておきます。
- 直線距離は短いが、3番手選手がよく絡む
- 筋違い車券の出現率が高い
- 1コーナーは向かい風
これらを踏まえますと、京王閣競輪場では筋違いのBOX車券や筋違いの3連単フォーメーションなどで高配当を狙って買うのがおすすめです。
もちろん固く収まるレースもありますが、トータルで考えていくと本命を狙うよりも穴を狙うほうが期待値が高い競輪場です。ぜひ車券の参考にしてみてください。
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