京都向日町競輪場の特徴や傾向・予想のポイント

競輪場
京都向日町競輪場 競輪場

古都・京都にある京都向日町(むこうまち)競輪場は近畿を代表する歴史深い競輪場です。競輪だけでなく、京都サイクルクラブのイベントなども開催されており、テニスコート等を備えたスポーツ施設としても親しまれています。また「昭和レトロ」な雰囲気の競輪場としても注目されています。

400メートルバンクの中では直線が短いため、先行・逃げ優先で車券を購入して外している方はいないでしょうか。向日町競輪所は直線が短いわりに、実は逃げが決まりにくいバンクです。かといって捲りが一方的に強い訳でもなく、風の影響もあるため、バンクコンディションや出場選手によって傾向が変わってくるのです。検証すると逃げが決まりやすいケースも見えてきます。

各種データを精査して見えてきた京都向日町競輪場の特徴や勝つコツをご紹介していきます。

向日町競輪場の特徴まとめ

1950年に開設された競輪場です。
競輪の神様と呼ばれた松本勝明氏をはじめ、数多くの名選手を生み出した名バンクとして知られています。
かつては全日本選抜競輪やふるさとダービーなどのビッグレースも開催され、数々の名勝負の舞台となった歴史ある競輪場です。
現在でも開設記念の「平安賞」や「松本勝明賞」など、熱い激闘が繰り広げられています。

向日町競輪場の主な特徴をまとめると以下の3点が挙げられます。

  • 見なし直線が短く、カントが緩いバンク
  • 決まり手は捲り・差しが多く、脚質は追脚優勢
  • 風の強いバンクのため、スタミナのある地脚タイプの番手選手が強い
  • 上記3点の特徴をデータと共に解説していきます。

    バンクの特徴

    バンク基礎データは以下のようになっています。

    見なし直線距離 センター部路面傾斜 直線部路面傾斜 ホーム幅員 バック幅員 センター幅員
    47.3m 30°29′7″ 3°26′1″ 10.3m 9.3m 7.6m

    出典:KEIRIN.JP

    マッコーネル緩和曲線になっている400mバンクです。
    見なし直線距離が47.3mと、400mバンクの中では短い距離になっています。
    また、カントも比較的緩いバンクです。

    ※マッコーネル緩和曲線とはハンドルをそれほど切らずに回れるコーナー設計です。
    出典:小倉けいりん|小倉競輪ガイド

    決まり手

    2000年4月から現在までのデータによると、決まり手の割合は下記のようになっています。
    ■1着

    逃げ 17% 捲り 32% 差し 51%

    ■2着

    逃げ 16% 捲り 17% 差し 31% マーク 36%

    出典:KEIRIN.JP

    見なし直線距離が短く、捲りに使えるカントも緩いため、さぞ逃げが強いかと思えば、そうでもありません。
    1着決まり手は「捲り」が「逃げ」のほぼ倍

    日本競輪学校をモデルに作られた400mバンクである福井競輪場の数値とほぼ同じです。
    スタンダートな400mバンクの数値となっています。

    脚質

    続いて、3着までの脚質を確認してみましょう。

    着順
    1着 37% 42% 21%
    2着 24% 58% 18%
    3着 19% 66% 15%

    出典:KEIRIN.JP

    400mバンクの標準的な数値となっています。
    1着は「逃」よりも「追」がやや優勢
    着順が下がるにつれ、「追」の割合が増えてきます。
    逃脚選手よりも追脚選手の方がやや優勢な結果となっています。

    3角前からの捲りが要

    地元京都の強豪選手である村上義弘選手は、日向町競輪場の捲り有利に関し、次のように語っています。

    「先行選手につらい最終バック向かい風の日が多いし、風も結構きつい。それにバンクも重たいことが多いからではないか。―直線が短いから、掛かって最終四角を通過できれば先行しても辛抱できる。捲りは三角で外に膨れる感じになりやすいから、早めに捲り切っているほうがいい。」

    同じく京都の強豪選手・酒井耕介選手は捲りに関して以下のように語っています。

    「バンクの特徴ですが,400メートルバンクの中では比較的直線が短く、コーナーが短い、そしてカントも浅い方である、これらの事から捲りが決まりにくいバンクであると言われています。元捲り屋の僕もそう思います。3コーナー入り口までに捲り切らないと、浅いカントのせいでコーナーを踏んで粘りこめないのです。」

    見なし直線距離が短いわりに、逃げがそれほど強くないのには、風の影響があるようです。
    また、捲り選手からすれば、カントが浅い分、捲りきるのは困難とのこと。

    いずれにしても、捲りで勝つには3角前からの仕掛けが必要なようです。

    走路が重いバンク

    競輪選手の垣外中勝哉選手は自身のブログにおいて、日向町競輪場を以下のように語っています。

    ★★今回の向日町競輪場は、気温が低いこともあって重たいバンクでした★★
    引用:向日町KEIRIN(20.1.19~1.21) : 「現役競輪選手」垣外中勝哉 VS 「馬見の達人」橋浜保子

    先の村上義弘選手も重いと言っていました。
    走路が重いバンクと考えられます。
    予想を立てる際には、スプリンタータイプよりもスタミナのある地脚タイプを優先した方が良いかもしれません。

    特に気温が低い日は重いことが多いようですので注意しましょう。

    向日町競輪場のレース成績から傾向を読み解く

    直近の2020年2月19日~21日に開催されたF1・京白梅賞における1/2着の決まり手回数を表にまとめてみました。

    日付 着 逃げ 捲り 差し マーク
    2/19 1着 1 4 6
    2/19 2着 1 3 3 4
    2/20 1着 1 8 2
    2/20 2着 1 1 5 4
    2/21 1着 1 6 4
    2/21 2着 0 3 3 5

    明らかに、逃げよりも捲りが強い結果となりました。
    実際に観戦してみると、捲りと言っても最終4コーナーで一気に捲りきる展開は少なく、先の選手達の言葉通り、仕掛けが早いです。
    最終2コーナー過ぎから仕掛け、バックで上がり、3角から4角で捲りきる展開か多く見られました。
    並走での競りが長いため、観戦していて息詰まる緊迫感がありました。

    4角前で捲りきっているケースも見られました。
    捲りきっても先行選手がゴール直前で番手に差されるケースも多いです。
    差しが多いことからも、地脚タイプの番手が強い傾向があると言えそうです。

    逃げ決着が狙えるケース

    この3日間で逃げで1着を獲ったのは以下の3選手のみです。

    • 19日5R 門脇翼選手 26歳 脚質・逃 HB
    • 20日3R 城戸俊潔選手 21歳 脚質・逃 HB
    • 21日9R 高久保雄介選手 33歳 脚質・逃 HB

    逃げで1着を獲れるのは、比較的若い選手が多いと言えるでしょう。
    3人ともHBを取っていることから、早々に決着が着いている展開になっています。
    逃げが決まる確率は低いバンクですが、若い逃げのプロフェッショナルが出場する際には、狙い目とも考察できます。

    ちなみに高久保選手は地元京都の選手。
    21日9Rを確認すると、やはり仕掛けが早く、ジャン前の2コーナー過ぎから早々にトップに立っていました。
    ラストのバックから他のラインが車体を上げてきて、4角では激しく競る状態になりましたが、マークの北野武史選手(石川)がしっかりブロック。結果、高久保・北野両選手がワンツーを決めています。

    逃げを決めるにはライン選手の援護も重要となってきます。
    特にこのレースは地元勢のラインがワンツーを決めました。

    逃げのプロフェッショナル・地元勢・ライン連携
    この3点が揃うレースでは、逃げを狙うのもおすすめです。

    桂川の風?

    日向町競輪場のレース時平均風速は1.38mで、全国15位タイとなっています。
    日向市は京都市の南西にあり、桂川の西岸に位置しています。
    季節による風向きの法則などはないようですが、比較的風の強い立地のようです。

    仕掛けの早い長時間の競りに加え、風とも戦わなくてはなりません。
    より地脚タイプが活きるバンクと言えるでしょう。

    参照:遠山競輪研究所014 | 競輪・オートレースのギャンブル予想ならGamboo(ギャンブー)

    向日町競輪場で勝つためのコツ

    以上の分析から日向町競輪場で勝つためのコツをまとめると、主に以下の4点が挙げられます。

    • 逃げよりも捲りが優勢
    • 地脚タイプの選手が強い
    • 早目に仕掛けていけるラインを選ぶ
    • 地元や若手の逃げプロフェッショナルが出場する際には逃げ決着を狙う

    上記4点を考慮して、的中を狙ってみましょう。
    存続の危機に直面している京都日向町競輪場。
    古都京都に残る貴重な競輪場です。
    本場に行けない方も、ネットで投票して応援しましょう。

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